やろうと思ったきっかけは、
「Raspberry Pi2を使って、ネットワークオーディオをつくれないか」
ってことでした。Volumioをいれるだけなのでソフト面は比較的簡単なんですが
問題はハード環境。せっかくのネットワークオーディオ環境なんだから、電源
ケーブルが複数にょろにょろ出ては困る訳ですよ。ってことで、一番大事な
条件は「Rapberry Pi2の電源1本で音がならせること」です。
■準備するもの
1)Raspberry Pi2(別に3でも問題ないとは思いますが)
2)microSDカード
3)Volumioバイナリ
4)Raspberry Piのケース(必要に応じて)
5)USBスピーカー
6)Wi-Fiのクライアント(USBドングル)
1)~4)についてはやることは普通なので、別の記事なりに譲ります。
■5)USBスピーカー

LogitechのZ120を選択しました。Amazonの評もよかったのと、USB電源
以外必要ないこと。またRaspberry Piと組み合わせた例もネットで見かけ
ました。実際に音を鳴らしてみると音の分離や抜けもよく、1500円とは
思えない満足感が得られます(^^)。もちろん、高いスピーカーには適わない
けど、デスクトップ用としては十分です。
■Wi-Fi USBドングル
Raspberry Piで使える無線LANのUSBドングルって、実は数が限られてます。
挿入していきなり使えるようになるものってなかなかないのでは…。また
Volumioに使用されてるディストリビューションで、何が使用可能なのかも
不明でした。

で、今回使用したのがこれ、BuffaloのWLI-UTX-AG300です。これは有線LAN
しかインターフェースのないTVなどで使用するメディアコンバータです。つまり
有線を無線化するもの。Raspberry Piの有線LANの口と、このドングルの有線
LANの口の間をLANケーブルでつなぐことで無線化できます。Raspberry Pi
側でこのドングルを認識する必要がない(USBポートに挿しますが、電源供給
だけです)ので、問題なく無線でルータにつながります♪
これで、Raspberry Piの電源ケーブル一本で、スピーカーも鳴りますし、ネットにも
無線でつながります。まあ、スピーカーのラインのケーブルとか上記のドングルと
つなぐためのLANケーブルは必要ですが、LANケーブルは15cmとかで十分ですし
うまくケーシングしてやれば持ち運びも可能かな(^^;。
VolumioはAppleのAirPlayにも対応してますし、AndroidからはBubbleUPnPなどで
音が飛ばせます。HDMIでRaspberry Piとディスプレーをつなげばコマンドラインで
システムの操作ができますが、普段はWeb経由でアクセスすればOK。なかなか
便利ですよ!