2017年6月9日金曜日

Windows10でUSBディスクを共有しても、Androidなどからは見えない問題

なんか一年ぶりぐらいの更新のような…(^^;。

で、本題ですが、次のようなことをやりたかった訳です。

■Raspberry Pi 2を活用するのに、Volumioを入れて音楽サーバみたいな
 ことをしたい

 →これは比較的簡単です。ダウンロードしてSDカードに入れるだけ。

■上記のSDカードに音楽を入れてもいいけど、SDの容量は限られてるので
 NASなり、ネットワーク上のPCなりの音楽を読み込んで再生したい。

■ドスパラのスティックPC「DG-STK3」を最近よく使っているので、
 これとドッキングステーション「DG-STKLC」を組み合わせ、そのUSB
 ポートに128GBのUSBメモリをぶっさし、これをNAS代わりにしよう!

 →ここでハマる(-.-)

DG-STK3で試したところ、本体内蔵のeMMC、本体にスロットのあるmicroSD
については共有すればVolumioから読み込めました(マウントして曲をサーチ
できた)。一方でUSBポートにつないだメモリ、HDDについては、Windows
で共有の設定をしてもVolumioやAndroidから見えないんです。これは…

で、いろいろ調べた結果、これを可能にするのがWindowsの「仮想ハード
ディスク」機能。実はWindows7から使えたらしいですが、Windows10でも
ちゃんと使えます。

やり方は簡単、「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピューターの
管理」と辿って、その中の「記憶領域」→「ディスクの管理」を選びます。



仮想ディスクを作成したいドライブをクリックしてメニューの「操作」→
「VHDの作成」を選択すれば、作成可能。簡単です♪。ただし、何点か
注意点

■VHDファイルを作成するドライブはNTFSでフォーマットされている
 必要があります。

■VHDは要はファイルなので、でかいサイズの仮想ディスクを作成すると
 それだけ長い時間かかります。

■例えば100GBのVHDを作ってそれをマウント&フォーマットし、そこに
 大容量のファイル群をコピーするとなると、めちゃめちゃ時間かかります。
 USB3.0とかに対応してたら速いかもしれませんが、ウチのはUSB2.0
 なので、時間がかかりすぎて途中であきらめました。

 →VHDは単なるファイルなので、別のPCで作成して、USBメモリにコピー
  したのち、目的のPCでマウントすることも可能です。今回はノートPCの
  HDD上に仮想ディスクファイルを作成し、ノートPCでマウント、
  フォーマット、コピーのすべての作業を実施し、出来上がったファイルを
  USBメモリにコピーしました(ま、100GBの1ファイルをコピーする
  だけでも結構時間はかかりますけどね)

■VHDファイルは、電源切ったらマウントが解除されますので、電源投入時に
 再度マウントする必要があります。これはWindowsのタスクを登録する
 ことで自動的にマウント可能です。

 http://siso-lab.net/yoga-book-vhd-auto-attach/
 
 ↑この辺りが参考になります。

これでVolumioからUSBメモリが見えて、NASのように使えます!